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【くにたち稽古会】一人のやわらかさ、二人のやわらかさ

木曜夜はくにたち稽古会です。
長らく、くにたち稽古会は単独動作や、瞑想が主体でした。瞑想が主体なのはこれからも変わりはないのですけれど、「単独動作だけ」「瞑想だけ」の稽古はちょっとキケンというか、稽古の意味がうすいところがあります。

瞑想や単独動作はとても重要なのですけれど、終わったあともそこで得た良い状態を日常で活かしていかなければ、稽古と日常が乖離してゆきます。

そこで、重要なのは瞑想状態でありながら動きを含む二人以上で組んで行う体操や、瞑想状態を活用しやすい組み手の稽古です。

稽古と日常の架け橋です。

新体道には練気組み手というのがあります。
これは瞑想状態を活用しやすい組み手で、かつ武道的な応用もしやすい組み手です。

今日は稽古の最後にこの「練気組み手」のうち、お互い片足をだして半身の姿勢で手首と手首を合わせる「6番」を行いました。

これは、見た目には、太極拳でよく行われる「推手」と良く似ています。また合気道のいくつかの流派でも似た稽古が行われています。

ここでちょっとびっくりしたことがありました。稽古に参加された女性ですが、ちょっと、動きで硬さが取れなかったところがあったのです。これは単独動作でも、瞑想組み手ワカメ体操でも取れなかった固さなのですが、この組み手に入った途端、全身が柔らかく、かつ統一された感じになってしまったのです。

「武道っぽいことはちょっと…」

なんて言っていた方だけにびっくりでした。

一人での稽古や、瞑想などではとれない固さがとれる。こんなこともあるもの、組み手はそんな意味でも重要なのです。
~稽古内容~
天真柔操
変形親和体操
基本立ちジャンプ3種
ジャンプ⇔緩める
両腕振り下ろし
一人ワカメ
大気舞
栄光(大)(自由に空間を斬る)
天相
瞑想組み手ワカメ体操
練気組み手6番(手刀×手刀・養気体で)
マッサージ
金剛位瞑想
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【デイサ-ビス新体道】武道としての体操

木曜の昼はデイサービス新体道でした。高齢者に意味のある体操を! との考えから始まったデイサービス新体道ですが、なぜ意味のある体操が必要なのでしょう?

それは人間が常に「意味」を求める生物だからだと私は思っています。

「これこれの体操は体のどこそこに良い」
「これこれの体操にはこんな意味がある」

こう言って体操をすると、楽しく出来ます。まして武道の技はそこに比較的わかりやすい意味があるので、納得もしやすいものです。

もちろん高齢者が、「強くなろう」と必死に稽古するはずもないのですが、それでも理由のある動きのほうが一生懸命に稽古するものです。

今回は締め技を稽古をしました。空手の型の中にある手をクロスして差し出し、手の甲で首を絞めるようにしつつ、手前にひきつけるという技が「平安」という空手の型の中にあります。

非常に興味深いのは、「これは締め技ですから」と説明すると、きちんと締めの動作の時は掌を握り、手を差し出す時は掌を開くという、掌の開閉という介護予防では非常に重視される動作を自然に行うのです。

もちろん単独動作で空手の型として行うのですけれど、意味のある動きというのは、自然に動きを導きだすものですね。

~稽古内容~
呼吸法
肩上げ下げ
手こすり
手首振り
首肩マッサージ
片腕回し
両腕回し
首柔軟
胸開き
胸開き(気合)
打ち手
体側伸ばし
前屈
後屈
ねじり
一人ワカメ
お腹マッサージ
奥襟締め+膝蹴り
膝裏伸ばし
天真五相

【ほびっとむら】2→1→無限

水曜日は「ほびっと村稽古会」です。http://www.nabra.co.jp/hobbit/wc.htm#sint
今日のテーマは上下、高低、開閉、内外など一見全く別に見えるものの認識です。

というのも、新体道のお稽古で準備体操として行われる「天真柔操」ですが、わたし「これ良く出来てるな~」と思うのです。

原型は「朝の体操・夕べの体操」という健康体操なのですが、この組み合わせの順番が「えらい!」と思うのです。

というのも、スタンダードな方法をよ~く見てみると、それぞれの体操が内外、上下など、単に体操というところにとどまらずに、意識を外に向けたり、内に向けたりと、上に向けたり下に向けたりと、これを連続で行ったり、ゆっくり行ったりして、認識の範囲、種類(といったらよいでしょうか?)を拡大、増加させるようになっているのです。

たとえば最初の「立ちジャンプ」正立→養気→開放という三種類のジャンプを行いますが。これは順に体全体→内面→自分の外の空間をいう具合に意識が開かれて行きます。

そして、「両腕振り下ろし」という体操では、その体操の中で、一気に高いところから低いところへ意識が展開し、肉体の動きも、開く→緩めるを繰り返という具合に展開して行きます。

ちょっと話がわかりづらくなるのですが、
自分の外の広い空間に向けるという意識は「空(くう)」(仏教用語です)への認識と深いつながりがあり。
自分の内側から、更に深い深遠への意識は「無」(これも仏教用語ですね)への認識と深いつながりがあるようなのです。

「空」も「無」も結局は同じことのようですが…

まあ難しいことは横においておくとして、こういうちょっと頭で考えると難しいことを「体」で準備運動としてやってしまうのが、天真柔操なのです。

そこで、これらの要素をもっと取り出して稽古してしまおうと思ったのです。

上下への意識、拡大縮小、緊張弛緩、これらを繰り返しました。
そうやって稽古するうちに、私の瞑想状態が深まるような感じがしてきました。

稽古の号令を掛けている側が、なんだか気持ちよくなってしまうのも申しわけないのですが…

そうして、稽古を進めて、最後の瞑想がとても気持ちよく終わりました。

まとまりありませんが… m(__)m

~稽古内容~
天真柔操
立ちジャンプ⇔一人ワカメ
両腕振り下ろし
大気舞⇔正立(重心降下法)
マッサージ
無の華の瞑想

【仙川稽古会】卒啄・卒啄・卒啄

日曜は仙川稽古会です。甲州街道沿いにある「富沢脳神経外科」のリハビリ室をお借りしています。

いつもの時間より少し早くつきました。ちょっと入念に掃除をするためです。予感がしたのです。「何か良い出会いがある」と。

私には霊感なんてものはありませんが、こういう予感、期待感は大事にしています。そもそも、外れたところで、なにも「損」はしませんから。

と思っていたら、先日ご連絡いただいていたものの、忙しくなかなかこられずにいた男性が稽古にお見えになりました。

この方は、新体道創始者・青木宏之先生が主催される「瞑想カレッジ」に熱心に通っていて、そこでお会いいたしました。NPO新体道本部とは、スケジュールが合わないので、私の稽古会に参加されたとの事。

「初めての方だな稽古内容はどうしようか?」と考えます。私はこの稽古内容を考える時間が好きで、いつもいくつかのパターンを考えます。

時間になりましたので、稽古開始です。と思ったところに、またもお一人。というかお二人。先日稽古を見学されたお母さんが、お子さんを(1歳半)を連れて「稽古に参加したい」とのこと。

私は、新体道を始める前、別の団体で、わずかばかりの期間ですが、子供クラスを受け持っていたこともあり、子供の参加は大歓迎です。が、1歳半は初めてです。(2歳半ならいましたが…)

上は70歳から下は1歳半という、特殊クラス(^o^)の始まりです。

とにかく、こういう場では、「子供は自由にさせておく」のが一番です。子供はやりたいことであれば、勝手に参加して、勝手に集中してゆきます。もちろん危険な場所に行かないように注意は向けておきます。

新体道号令者に必要とされる「全方向への集中=統一」が試されます。

問題はお母さんです。世の育児真っ最中のお母さんは、くたくただからです。大抵は首、背筋ががちがちです

というのも、いつも視線は子供に向いているわけですから、下向きです、小さなお子さんを抱いているのですから、腕、背筋、肩甲骨廻りはつかれきっています。お子さんが大きくなってくれば、腰痛も…

そして、もうお一人初参加の方も、お仕事がデスクワーク主体と言うこともあってか、わき腹から腰の真ん中が硬くなっています。

天真柔操から、親和体操、親和体操の変形を行い、とにかく背筋を緩めます。

そうする間にも「ママだいすき!」なおちびさんは、あっちで遊んでは、ママの所へ、こっちで遊んではママのところへ。

しかし、おかげで初参加で緊張気味のお二人も「場」になじむのがとても早く、すぐに柔らかくなって行きます。

皆がいっせいにジャンプする、ムカデジャンプのあと、手取りでほぐし、ワカメ体操です。

ワカメ体操、初めて見る方は「ナンだコリャ?!」という印象を持ってしまい、大抵はなじめず、二回三回と繰り返して気持ちよさを味わうことが出来るようになります。

ですが、今回されたお二人は、最初から、なじんでしまった!! これには私がびっくりでした。しかし、出来る以上は先に進んでいただきます。 一気に三対一のワカメ体操です。体を徹底的にほぐしていただきます。

このワカメ体操、体をほぐすだけでなく、自然な肉体の反応を呼び覚まし、直観力や様々な能力を引き出してくれます。まして対多人数のワカメ体操は、360度への意識を育ててくれ、武道の稽古としても効果的です。ただ、流れに任せ肉体に任せる。これだけで良いのです。 充分にほぐれ、反応が鋭くなったところで。

もっと鋭く能力を開発するための稽古に入ります。

栄光(正)大上段斬りこみ。

私は大基本・栄光の中でも更に重要だと思っています。まずは型を覚えていただきます。

一度、二度と繰り返すたびに皆さんうまくなります。

そこで組み手。二人向かい合ってたちます。そうして同時に技を掛け合っていただきます。

普通組み手では、掛け手、受け手を決めますが、あえて決めません。「同時に」とだけお伝えします。この稽古は難しいのです。どちらもリーダーであり、どちらもフォロアーでもあります。相手の気をうかがってばかりでは始まりませんし、先にやったら自分勝手になってしまう。

「卒啄同時 (そったくどうじ)」の稽古です。

とはいえ今は、お互いが、お互いの師匠であり、弟子であり…むむむ… まあ、難しいことはともかく「合わせる」稽古です。

この難しい稽古を明るくやれてしまうのが、新体道の良いところ。今回は時間がちょっと足りなくて、ホンの少しでしたが… まあ、食い足りないくらいが、稽古としては丁度よいかも知れません。

最後にマッサージをお互いにし合い。稽古は終わりとなりました。

帰る間際、私がおちびさんを背中に乗せて、開脚前進(大)(小)をやってみたところ、大喜び、映画「となりのトトロ」の「猫バス」を思い出したようでした。

「卒啄同時 (そったくどうじ)」…(卵の中からヒナが殻を破って生まれ出ようとする瞬間、内側からヒナが殻をつつくのを「そつ」、外から親鳥がつつくのを「啄」という。このタイミングが合わないとヒナは死んでしまう。絶妙のタイミングが要求される。師匠の悟りの力量と弟子の悟りの力量が、同等でなければならないのである。ヒナに力がないとき、親鳥が啄(つつ)けばヒナは死んでしまうのである。反対に親鳥に啄く力がないときも、ヒナは死んでしまうのである。ここで問題となることは、タイミングを間違えるとどちらの場合も、ヒナが死んでしまうということである。)

~稽古内容~
天真柔操
変形親和体操
ムカデジャンプ
4人一組でムカデジャンプから手取りほぐし
瞑想組み手ワカメ体操
同上(通り抜けるように)
同上(3人一組で通り抜けるように)
栄光(正)大上段斬りこみ
栄光組み手 大上段斬りこみ×大上段斬りこみ(同時に)
マッサージ

【デイサ-ビス新体道】触れるということ

金曜日はデイサービス新体道の日でした。

私のデイサービス新体道のスタイルの特徴は、たくさん触る、力(気)を出してもらう。というところにあります。

世の中の、リハビリ体操などを見ているとほとんどの体操は、インストラクターが利用者に触れません。

これは、1人で20人、多いときには30人近くを相手にする、介護施設にとって重要な事柄なのです。

触る時には全員に触る、触らない時には誰にも触らない。こうすることによって「不公平感」を引き起こさずにすむのです。

人間は年をとると、肉体的には自分の思い通りにならないことが多くなり、往々にして「ひがみ」が出てくるのです。これは、人間の心理として仕方の無いことであり、介護施設で体操を指導する時に充分に注意し、覚悟するべきところでもあります。

しかし、まだ「動ける自分」を再確認してもらうのに、また「触れ合うことによる精神的充足」を感じてもらうのには押したり、叩いたりするのがとても効果的です。
私は良く「練気組み手」や「試し突き」「試し打ち」を全員が一緒に動く中でやっていただきます。

「練気組み手」とは、立った姿勢、座った姿勢で、二人一組で手刀対手刀や拳対掌といった具合で、ぎゅうぎゅう、くにゃくにゃ、と様々に押し合い、引き合い「力の出し方」「間の締り」や「組み手の呼吸」「中心感覚」などなど様々なことを学ぶ組み手のことです。

「試し突き」「試し打ち」とは本来クッションなどを間に挟み、突いたり打ったりして、「力の出し方」、「意識の向け方」など様々なことを学びます。

これらは武術の稽古としてもとても効果的ですが、力の出し方、こちらの受け方を変えれば気力を引き出す稽古としてもとても有効です。

今回は、「打ち手」の稽古でしたから。皆さんに私の首筋に向かって手刀を打ち込んでいただきます。

鎖骨に当たらないよう、顔に当たらないよう工夫して受ける。これが難しい。もちろん皆さん本気で打ち込んだりはしませんが、、、、

しかしそれでも、武道の稽古の一端をしているのだということを楽しみ感じていただけたようでした。

帰り際、何人かの利用者さんたちが、「えい!」と冗談で手刀を打ち込み、遊んでいらっしゃいました。

~稽古内容~
呼吸法
肩上げ下げ
胸を張る⇔緩める
手こすり
手首振り
腕まわし(片腕)
腕回し(両腕)
打ち手(形を気にしないで)
首(前後左右回し)
胸開き(柔らかく)
胸開き(気合)
打ち手(開掌拳をはっきり)
一人ワカメ
足払い
半月蹴り
天真五相

【滝行賛歌】~乗り越えた先に訪れたもの6

そして、一人滝へ向かう。さっきよりさらにゆっくりとした足取りで。彼女の中の勇気を振り絞り。

滝の落水の裏側に入り、また立ち尽くしてしまった。

私自身が手をとって助けるべきか、逡巡する。しかし、彼女の世界に入り込みすぎてはいけない、それは「依存」を生むからだ。新体道の号令術や滝行の先導術は、一つ間違うと依存関係を構築する非常に危険な側面を持っている。それほどに強力に人を進ませる。

ふと後ろを見ると、妻が介添えをするためにそばまで来ていた。ゆっくりと、滝へ。立ちすくむ彼女を伴い激しく落ちる水の中へ

滝の中で指示を出す。すると、少し落ち着いたのか? かなり激しく落ちる水の中で座り、しばらくたたずんでいた。それまでの彼女には考えられないほど、長い時間滝の中にたたずんでいた。

しばらくして滝の裏側へ戻った彼女、もう一度滝に入るか確認する妻に、入るという。初の入滝としては長い入滝だったが、今一度滝へ向かうと言う。自由である。自由であるがゆえに厳しい。

天真五相。新体道の極意の型を滝の中で行い勇気を振り絞った。しかし、体力は限界だった。このことを自覚した彼女は、滝から出た。不満足だったであろう。しかし、命を落とすわけにはいかない。礼をし、観瀑台へ。

このときの様子、時間を克明に思い出してみるとわかることがある。それは「彼女の入滝は失敗などでは無かった」ということである。

まず、第一に、一度は滝に向かえなかったものの、二度目にして滝の芯に入ったこと。第二にはその時間の長さである。幾ら夏とはいえ、滝の芯にいた時間は長く、さらにそこにいたるまでの滝つぼ付近にいる時間も長かった。普通は耐えられない。ただ本人が納得していないだけと言う言い方もできる。

自分の評価と、他人の評価には差があるものだ。

更にその後の瞑想によって、今日の滝行が彼女にとって大きな福音をもたらしていたことが証明されるのである。 妻は彼女が滝から出たあと、しばらく滝行を楽しんだようだ。自分のための滝行は久しぶりだったろう…

妻も出た後、私も滝へ。滝に身を任せ、ただたたずむ。

しばらくして限界の兆候が見られたので滝から出たのだった。滝から出た後、空間が広がったのを感じた。周囲に木があり、山があるが、さらに空間は広がっているのだと実感された。

全員が滝から出ると、休憩宿・文覚荘へ。

風呂に入り、帰り支度を整える。そして、閉会式。瞑想では、皆さんの深まりが、伝わってくるようだった。一切が終わり、車へ乗り込む準備をしている時だ、先ほどの彼女が私にこう伝えてくれた

「私は皆で行う静の瞑想が苦手で、無になれないのですけど、最後の瞑想で今までで一番無になれました!! また滝行したいです!!」
滝行は彼女自身がどう思おうが、確実に効果をあげ、彼女の何かを変えていたのだった。

【滝行賛歌】~乗り越えた先に訪れたもの5

まず、お呼びしたのは、一度目の入滝で私が何度かストップを掛けて出るタイミングを遅くしていただいた方。

滝に近づくに連れて、呼吸が荒くなる。落水の丁度真裏に来たときには、恐怖の色が濃くなっていた。

濁流、爆音、恐怖の種は多い。特に初めてならば… しかし、それは仕方のないことなのだ、見たこの無いもの、やったことの無いもの、感じたことが無いもの、それらに人は魅了されつつも、恐怖する。そのバランスはその時次第で、変わる。

呼吸が荒く、もう足が前へ出ない。

引き返してきた。入れないという。とにかく私の後ろに下がってもらう。

これは、私のミスとも言えた。最初の入滝で、次回の入滝の順序は決めてあった、その通りにすればよかったのだが、、、成り行きに任せてしまった。

恐怖が伝染する。次にお呼びした方もすでに呼吸が荒くなっていた。

「ゆっくり!! 座れるところを見つけて、少しずつ前へ!」

最初入滝前に指示を出したが、全く聞こえていない。滝の裏側立ち尽くしてしまった。しかしパニックにには陥っていない、自分の力で呼吸を整えようとしている。これなら大丈夫と踏んだ私は、もう一人を呼び入滝してもらった。

本来ならこの方に、一番最初に入っていただくはずだったのだ。最初こそ伝染された恐怖で呼吸が荒くなっていたものの、驚くべき速さで滝に慣れてゆく。30秒もたった頃には喜悦の表情を浮かべていた。

滝に身を任せる悦びを、全身で感じていた、頭に掌に、自由に滝の水を受けていた。

すると、その悦びの感情が、先に入っていた方に移り感応してゆく。次第に力は抜け、勢いの強い滝の芯に自分から向かって行った。

その時に現れたのは、『悦び』そのものだった。後は二人で自由に、まるで踊りださんばかりだった。

キリストは無邪気に遊ぶ子供達を見て、弟子に「この子らのようにしなければ天国は遠い」という意味のことを語ったという。

まさしく、彼女達に天国の門は開かれたのだ。
しばらくして、お一人先に入っていた方が出てきて、元気に言った

「あきらめなくて、よかった!!」
そして、後ろを振り向くと、先ほど入れず引き返した方がいる。うながすと、もう一回入ってみるという。先ほどの恐怖はぬぐいきれていない 、背中に硬さがある。しかし、仲間が気持ちよさそうに入る姿は彼女にとって、大きな勇気となったようだった。

天真流自由滝行、自由であるがゆえに厳しくもある、入りたいと、いえば入らせ、出たいといえば、出す。

全ての決定権は彼女の手にある。

そして、彼女は滝に向かった。

【滝行賛歌】~乗り越えた先に訪れたもの4

全員の入滝を見届け、私も入滝することとした。

音、落水の刺激、温度がどんどん「思考」を洗い流して行く。「人間は考える葦である」そんな言葉があったが、「考える」事をストップした時そこにいるのは何なのだろう。しつこいほどに押し寄せる「思考」の波が少しずつ退いてゆく。 が、あと少しというところで、また「思考」がやってきた。体が限界の兆候を示し始めたからだろう、皆さんをまた車で宿に連れて行かねばならない。

「無分別」の世界に入ることを、「自分」が恐れたのかもしれない。
「私」はまた、乗り越えなかった。しかし、今回はそれで良いとも思う。

滝から出ると、思考が非常にクリアーに、体が軽く感じられた。

手早く着替え、車へ。9月の日中だがあえて暖房をつける。そして出発。道を進むとなんと、先の工事車両が最も狭いところにいた。ある程度予測はしていたが… とにかく注意してすれ違う。レンタカーを傷つけてしまったら大変だ。車の運転に意識を集中して、いたため気がつかなかったがすれ違うのにずいぶんと時間を使ってしまった。まだ工事は続きそうだ。

このとき午後の滝を変更することを決定した。いくつかの兆候はあったのだから、最初から変更すべきだったのだろう。認識の甘さを思い知った。そして宿につく頃には、予定の時間をずいぶんオーバーしていた。

とにかく皆さんを風呂へ入れなければならない、休憩宿、文覚荘の風呂の温度は職人芸である。適度の風呂は体を本当に癒してくれる。
そして、昼食。皆さんの滝での体験、感想を聞く。こういう時の話が後々の滝行に生きてくるから重要だ。

そして午後の滝場の変更をお伝えし、しばしの休憩となった。

休憩の時間が終わると、順次外へ近くの広場で天真柔操に取り掛かる。
今回は少しテンポを速めた、気持ちを一気に盛り上げるためだ。そして、立ったままの瞑想。一気に気持ちを静める。

そして滝へ、滝を眺める観瀑台につくと。皆の表情が硬くなった。午前の「さらさら」という音ではなく、午後の滝は「爆音」を轟かせていた。しかも完全に滝つぼとなって、周囲を取り囲まれているこの滝は、音が反響する。更にこの2~3日続いた雨で水量も増えていた。

正直言って「きょうこの滝には皆さんをお連れしたくなかった」ふと思った。

なぜか? 滝が苦手な人にはいくつかのタイプがある。
1、冷たい水温が苦手
2、滝場の雰囲気が苦手
3、多い水量が苦手
4、水自体が苦手
5、滝の「音」が苦手、、等

私が、つい最近まで理解できていなかった「音」に関する問題は、実は大きい。逆に「滝の爆音が好き」というタイプもいるし、私のように「音」自体にはどうという感情を持たないタイプもいる。

人間は恐怖の感情を視聴香味触などを通じて感じる。その全てが恐怖の種になるのだ、そのいずれかに突出したものは恐怖の対象になる。

轟く爆音、多い水量は初心の皆さんの恐怖を引き出してしまった。もちろん私は知らぬ振りをしたが…

そこで、恐怖を振りほどくために、しばしジャンプ。金剛位瞑想。

皆さんの顔が変わったところで、儀式へ。

最初の入滝は午前では二番目に入っていただいた方。最初緊張していたようだったが、あっという間に喜悦の表情へ。ころあいを見計らいご主人を呼んで一緒に入滝していただいた。

夫婦での入滝は非常に有効な場合がある、お互いがお互いを自然に気遣い、極端に入滝時間が長くなるということも無くなる。安全性が増すのだ。そして、お互いへの愛情が深まる。
このとき、ご主人はこの膨大な水量の滝の中で、立ち上がろうとした。普通ならとても立てない、衝撃の中でだ。一度目は失敗。二度目に緩やかに立ち上がった、まるで赤ん坊が立ち上がるように…

そうこうして、しばらくの入滝の後、お二人揃って、滝を出たのだった。

そして、初入滝の三人の順番となったが、ここで自分の口を疑った。本来呼ぶべき人の名前でない方の名前が、口を突いて出てしまった。自分の愚かさを、一瞬呪ったが、もう遅過ぎる。

その方に入滝していただくこととしたのだが…

【滝行賛歌】~乗り越えた先に訪れたもの3

初参加一人目

非常に明るく振舞っていたが、やはり初めて。緊張しているはずだが…驚いたことにすんなりと滝に入って行ってしまった。

手本の重要性がここでも示された。最初に入った妻や今回二回目の方が入ったとおりに入っている。

先に滝に入った人の行動が、まるで一つの型のように彼女達の中に生きている。

その上、この方は、滝への適性がここ最近ではナンバー1といえる方だった。見ていても危なげ無く楽しんでおられる様だった。

本来入滝の儀式、方法などは非常に時間を掛けて伝授されるものだ、しかし天真流自由滝行においては、入滝の方法についての説明は最小限であるにもかかわらず、実に効率よく伝えられ、そして皆そこを飛び出す。守破離という三段階が修行ではよく言われるが、あっという間に通りすぎる。
「滝行も進化しているのだな」
ポツリとつぶやいた、新体道滝行ではずうっと先達をつとめられてきた、ある先生の独り言が私の脳裏をよぎった。

そして交代、この方も、体格性格共に滝に向く方だった。やはり、同じように危なげなく滝行を楽しんでおられた。

転んだりもあったが、とにかく怪我無く終わり次の方へ。

そして、交代。足取りもしっかりしている。女性最後の方となった。入滝する前何かを滝に捧げるように唱えていた(後に知ったがハワイアンチャントだという)彼女なりの自然・滝への礼なのだろう。

そして入滝、皆が入ったとおりに入り、出ようとする。しかし私はストップを掛けた。何か彼女の中に不満足感のようなものを感じたのだ。

普段は、絶対にストップなど掛けない。自由にしてもらう。滝行は本来個人のものだからだ、先導者はあくまで先導者であって、強制するものであってはならない。

もう一度出ようとするところを、ストップ。岩に座って滝に当たっていただく。我ながらおかしな行動だったが、着替えた後の彼女の表情、リラックスした様子を見て、あながち間違いを犯したわけではないことを知り安心したものだ。

何かに突き動かされたとしか言えない。

そして最後は、二回目となるご主人。見てわかった。安心して良い自由に入っていただく。ただ、干渉し過ぎないように。

前回との滝の質の違いを充分に感じていただいたようだった

【三鷹稽古会】掌の華開く時

月曜日は三鷹稽古会でした。沙羅舎の地下舞遊空間をお借りしています。
http://www.mall.mitaka.ne.jp/webmall/img0093sarasya/top.htm
月曜日は新体道空手の曜日です
今日のメインテーマは「打ち手」。

新体道は主に二つの武道の影響を受けて成立しました。一つは江上流空手。もう一つは親和体道。親和体道は合気道開祖・植芝盛平の甥、井上方軒が創始した武道、合気道に見た目は良く似ています。

そのため、合気道で言うところの「横面打ち」に似た稽古があります。それが打ち手です。新体道の打ち手の一番の特徴は「開掌拳」。掌をしっかり開き手首を目一杯反らします。

打ち手をメインテーマにした理由は、ここ三ヶ月の三鷹稽古会の稽古で継続して行っている空手の型が、太極(大)だからです。(ところで、私はこの太極(大)が新体道以外で行われているのを知りません。新体道に独特の空手型かも知れません。)

動線は太極(小)と同じカタカナの「エ」のように動きます。左右に「打ち手」を打ち込むこの型は、大きさ、おおらかさ、強さを併せ持ち、空間認識の拡大・変容、多人数への対応、斬りの意識・身使いの習得etc. にとたくさんの効果があります。また効果が出やすい型だと思います。 どうやって、この型の華ともいえる、上段挙げ受け+打ち手斬り払いを習得するか? ちょっと考えました。出た答えは「まず大きく斬ること」

とにかく体をほぐしてゆかなければなりません。天真柔操の後、心身開発体操に何を行うか? 答えは、瞑想ジャンプ。

今回集まってくれた皆さんはちょっとまじめなタイプ、「サボる」ことをしません。こんなことを書くと怒られてしまいそうすが、実は稽古では「いかにうまくサボるか?」が上達の鍵を握っています。サボるチャンスを持ってもらうための瞑想ジャンプでした。
そして「瞑想組み手ワカメ体操」。ひとしきり行ったら、今度は打ち手の稽古です。

太極(大)の起発の部分が上段挙げ受けからの打ち手斬り払いになっていて、あまり移動しなくて良いため、ここだけを連続して行いました。打ち手での連続前後斬りです。

そうして、充分に斬りの動作を稽古したら、打ち手を使って「ワカメ体操」です。しかも足を止めないで、斬り抜けるのです。ふうっと風のように流れて行きます。「ワカメ」の役の人も風に吹かれ、舞い散る木の葉のように、花びらのように舞い踊ります。

動きがダイナミックに、柔らかくなったところで、交互にそして全員で斬り合います。全員が風のように吹き抜けあいます。一箇所にとどまらず、どんどん斬り抜けます。

そして最後に「ア」の発声で天相。掌を目一杯に広げ天を仰ぎます。

充分に動き、開き、斬ったあと、太極(大)の型を三回稽古して、空手の稽古は終わりました。

その後、マッサージ、放光位瞑想を行うと時間も一杯。急いで帰り支度に取り掛かったのでした。

~稽古内容~
天真柔操
ジャンプ3種類
ジャンプ⇔ゆるめる(繰り返し)
瞑想ジャンプ
アシスト付瞑想ジャンプ(跳ぶ人の背中を軽く鞠つきのように押す)
瞑想組み手ワカメ体操
連続前後斬り(上段挙げ受け+打ち手斬り払い)
打ち手による、瞑想組み手ワカメ体操(斬り抜ける様に)
打ち手による、瞑想組み手集団ワカメ体操
天相
太極(大)
マッサージ
放光位瞑想法

【滝行賛歌】~乗り越えた先に訪れたもの2

車で滝へと向かう。今回は夕日の滝。実は早朝に様子を身に来ているので大きな心配はしていなかったのだが… 甘い期待が裏切られるのにそう時間は掛からなかった。

夕日の滝の駐車場に行くには、少々狭いところを通らねばならない。そこで、少々規模の大きい工事をしていたのだ。電力会社による架線工事だった。道の大部分を工事車両が占めている。本当にギリギリのところを通り抜ける、車内に安堵の空気が広がる。

時間をロスしたが、何とか駐車場にたどり着いた。そして滝へ。

滝に近づくと何か気配がする。声が聞こえる。別の滝行グループが入滝していた。他流の滝行を見るにつけ、同じ滝行というカテゴリーでいろいろな入滝方法があるものだとつくづく思う。
とにかく、待つ。

やがて場が静かになったところで、天真柔操をはじめる。気持ちを静め、一旦体の中にある、良いものも、悪いものも大地に預けるように意識する。

滝行に日常を引っ張って行ってもつまらないと私は思う。新たな自分になってから、迷いも何も全て自分の外に投げ出して、自分自身を滝に投げ出してしまうことによって、本来の自分が現れてくる

やがて、儀式へ。身を清め、心を滝へと向ける。この場を借りるための読経。天真五相。栄光・大上段斬りおろし。

一人目の入滝は妻に頼んであった。手本を示してもらう。気持ちよさを味わってもらうことによって、その気持ちよさが皆に伝播してゆく。

その時奇妙な感覚が私の足もとにあった。暖かいのだ、足の裏の「湧泉」といわれるツボのあたりが奇妙に暖かい。理由はわからない、錯覚かもしれない、しかしこの温かさのおかげか? 後皆さんの入滝を先導するのがやりやすかった気がする。奇妙なこともあるものだ。

次は、今回2回目の参加となるご夫婦の奥様。初めての滝場ということもあってか、少々緊張の面持ちだったが、あっという間に滝の一部と化したかのように気持ちよさを味わっていた。その表情は悦びにあふれていた。
そして、今回初めてとなる皆さんの入滝開始である。

【くにたち稽古会】かたさ⇔やわらかさ

木曜日の夜は国立で稽古会でした。いつもと違う会場「都営住宅 東3丁目アパート集会場」でした。しかも、月に一度の杖(じょう)の稽古です。

天気は、最初の内は曇りでしたが、私が会場入りすると直後に雨が降り始め、一気に土砂降りに。

今回の会場は稽古会のメンバーが自主的に取ってくれた場所で、いつもの会場よりちょっと狭いですが、床も板張りで杖の稽古には最適です。

そんな会場をメンバーの一人と掃除し、皆さんを待ちます。時間になったところで、全員集合とは行きませんでしたが稽古開始です。

天真柔操が終わる頃、雨足は最高潮に、雷すら聞こえてきます。そんな時最後の女性がやってきました。傘を差したのに、路面に跳ね返った雨で、膝までびっしょり。

それまで、男性ばかりでしたし、きちんと天真柔操をしていたので、ちょっと激しい心身開発体操も平気でしたが、メンバーが変わればメニューも変わります。

「稽古は一番弱い人に合わせる」

新体道の基本です。そうすることで、全員の稽古が進展するのです。そこで、稽古が始まる前に決めていたメニューを少し方向修正、しかも冷えた足腰を温めてもらうためにも、歩く稽古を主体にしました。

稽古が進み、杖を使った「瞑想組み手ワカメ体操」を行いました。一人が海に生える「ワカメ林」のように柔らかく動き、もう一人の人が海の波のように、「ワカメ」となった人を押してゆく体操です。今回稽古に参加された女性はこの「ワカメ体操」が苦手です。どうしてもやわらかくなりきれないところがあります。

実は、こういう女性は多いのです。女性には、相手にの働きかけに身を任せるという事に対して、心理的に大きなブロックが存在することがあって、やわらかくなりきれないか、やわらかさを「演出」してしまうことがあります。

これは、無理もない所なのです。普段の生活で「体に触れられる」などということは、よほど親密な関係でないとありえませんから。

しかし不思議なもので、これが得物を間に挟むとやわらかくなることがよくあります。つまり、ワカメ体操の波を杖で行うのです。もちろんどこまでも柔らかく、押して行くのは当たり前です。

素手で行うのに比べて、数段柔らかな動きが生まれます。「かたい」武器を使うことで「やわらかい」体が生まれるのです。とても不思議です。

体が柔らかくなると、表情も柔らかくなってゆきます。おおらかな動きが出てきます。

そこで今度は、1対3でのワカメ体操です。今日はあえて歩いて、通り抜けるように押していただきました。どんどん柔らかくなります。どんどん体が反応して行き、反応が鋭くなります。

柔らかくなったところで、時間となってしまいました。

最後には大きな気合と共に「手繰り突き」を10本行って、稽古の締めとしたのでした。

~稽古内容~
天真柔操(杖体操)
ジャンプ3種類
瞑想ジャンプ
瞑想ジャンプ組み手/立ちジャンプ組み手
献花印歩行(杖を持って)
入り迎え
一人ワカメ
瞑想組み手ワカメ体操(杖を使って)
瞑想組み手ワカメ体操(杖を使って、通り抜ける)
瞑想組み手ワカメ体操 1対3(杖を使って通り抜ける)
手繰り突き(気合発声)
マッサージ
無の花の瞑想

【滝行賛歌】~乗り越えた先に訪れたもの1

先日は丹沢で日帰り滝行だった。ある方のご紹介で、滝行希望の方から依頼を受けたのがきっかけだった。

何度かのメールでのやり取りの結果、日程が決まった。しかし、初の滝行であり、新体道に関しても予備知識を持っておられないようだったので、一度私の主催する稽古会にご参加いただいた。

その時の様子は、詳しくはここには書かないが、オープンで、稽古に関するセンスの良い方達だった。

このとき、「今回の滝は良いものになる」と直感した。しかし、なぜか同時に、なぜか一抹の不安も覚えたのは確かだったが…

結局参加者はこの三人と前回参加したご夫妻とで、計5人となった。

当日、集合場所となっていた、新松田駅に行くとすで15分前というのに三人は到着して待って下さっていたし、ご夫妻からはメールで時間に間に合う旨ご連絡いただいていた。

滝行は、特に初心のうちはこの「約束の時間を守るか否か」が試金石となる。往々にして、約束の時間を守れないタイプは滝への礼、仲間への礼をしないことが多い、そして滝での経験をポジティブに捉えることをせず、滝行を続けたとしても単なるレジャー以上の意味を持たない。何のつながりがあるのかわからないが…

いずれにせよ、こうした態度で臨んでいただけるのは本当にありがたい。時間に遅れることなく全員集合して、休憩宿「文覚荘」へ。。

早速着替え、開会式。互いに自己紹介をし、プロフィールなどをうかがう、話をうかがって、いろいろわかったことがあった。

実は皆さんセラピストとして独立している方々で、どうりで人当たりに暖かいモノを感じさせるはずだった。分野はキネシオロジーという。細かい説明は省くが、筋肉の反射を様々に応用し、心身をストレスから解放する方法と言えば良いだろうか。

新体道や天真流自由滝行との共通項を持った分野であり、滝行に興味を持つのは当然の流れと言えるのかもしれない。

ふつう、「仲間」と滝行に参加する場合、妙に浮ついた雰囲気になるのだが、そんなこともなく、神妙な面持ちで説明を聞いてくれた。もちろんこれにはいくつも理由がある。まず第一に皆さんが、もともときちんとした社会人であるという事。そしてもう一つには、今回二度目の参加となるご夫妻のまじめさが、場を引き締めてくれたのだ。

過去、天真流自由滝行が生まれるまで、滝行は人を厳しく選んできた。しかし天真流自由滝行はその門を大きく開け、誰でも参加できるようにした。だがその自由さは、大自然、仲間に対する敬意を持った上での「自由」である。浮ついた気持ちのままでは、「自由」を取り違えてしまうのだ。

説明会が終わり、しばしの瞑想の後今回の主な滝となる「夕日の滝」に向かうことになったのだが…

【デイサ-ビス新体道】気合

デイサービス新体道。週に一回ほど行われる稽古で、出席してくださる方はみんな「気合」が大好きです。きっと皆さん「気合」の効果を直感的にわかっていらっしゃるのでしょう。

ですから、気合を発声する稽古は、寝たふり? をしている方も目を開けて参加してくださいます。

今回は、胸開き、正拳突き、肘打ち、半月蹴り、前蹴り、そして最後の天真五相。

人生長くなれば、嫌なこともあったでしょう、また先々の不安もあるでしょう。そんな気持ちをわずかの間だけでも忘れさせてくれるのが、「気合」です。 「気合」の本義とは! なんてえらい武道の先生からは怒られてしまいそうですが「そんなことどうでもいいじゃないか」と私は思います。これまで、一生懸命生きてきて、戦争も体験して、オイルショックも体験して、人によっては大病も経験して、仲間はどんどん死んでゆく、足腰も弱ってきて、体はどんどん不自由さを増してくる。皆、不安なのですよ。
歳をとるというのは、その不安な気持ちと対峙するということなのです。ですから、気合でその感情を一時でも解放したら良いのです。それで良いのです。

気持ちはどんどん明るくなってゆきます。そうすれば体は元気になって行くのです。

~稽古内容~
肩上げ下げ
深呼吸
合掌手こすり
自己マッサージ
開掌両腕腕回し
青空体操
首回し
胸開き
北辰呼吸法
正拳突き
肘打ち
前蹴り
半月蹴り
天真五相

【ほびっとむら】殻の外に

水曜日はほびっと村稽古会です
http://www.nabra.co.jp/hobbit/wc.htm#sint
ここほびっと村の稽古は、武道としての新体道というよりは、ボディワーク、ムーブメントと言ったら良いでしょうか? そんな稽古が主体になります。

カラダを動きから再発見し、流れるエネルギーを味わう。そこから、広がり、深まりを感じてゆく。そんな稽古が主体になります。ですから先月までは、空手の型「三戦・天掌」や、エネルギー獲得法「大妙一部」を稽古してきました。

今月は栄光しかも「大」(ダイと読みます)。しかしながら、せいぜいが20畳ほどのスペース。本来全力疾走する栄光(大)これをやったら、壁にあっという間に激突、窓から飛び出してしまいます。

「どうしよう?」なんて一瞬考えましたが、いくつか方法を考え、まずは広がりを体感する稽古をしようと思いました。

まず行ったのが「四肢振り」(片足で立ち手と足をくるくると回す能力開発体操)力を抜いて自由に手足を振る「無相拳」「無相蹴り」。四肢から力みを抜きながらも統一感を味わう稽古です。四肢振りをして、無相拳、無相蹴り、またし四肢振り。

そこから「青空体操」「大気舞い」この二つの体操は大空の広がり、空間の広がりを体感し、私達の周りに広がる無限の空間との一体感のような感覚を味あわせてくれます。

充分に広がりを体験していただいた後に行ったのは、栄光(正)のちょっと大きいバージョン。本来、栄光(正)は一歩で大きく空間を、気合激しく斬ってゆく稽古です。しかしこれを3歩で行います。ですから気合も「エイ!」ではなく「エーイ!」と少し長くなります。斬る感覚、と空間への広がりを大切にした稽古です。

「青空体操」「大気舞い」の広がりを忘れないように、連続で10回。そして次は栄光(大)歩きバージョン。とにかく大きな空間を意識していただきながら、自由に斬ってもらいます。

空間にとらわれないで、手を開き肘を伸ばし、自由に、自由に。教室という空間の中をたくさんの花びらが風に揺られて舞い散るように。
稽古が終わっての感想もとても興味深いものでした。歩きながらでも、目線を遠くにぱっと手を延ばし続け、斬り続けるとると、空間という自分達が確かだと思っていたものへの認識が変化してゆくのです。皆さんこのあたり充分に感じてくださっていたのです。

栄光(大)多少形を変えても、やってよかったと思いました。

自分が「存在」する「空間」なる不確かなものを越えて行ける、「確かだ」としがみついていた、自分の周りの卵の殻の外に飛び出すことが出来る稽古、それが栄光です。
~稽古内容~
天真柔操
開脚・手取りのほぐしあい
無相拳・無相蹴り⇔四肢振り
青空体操
大気舞い
栄光(正)大上段斬り下ろし(3歩歩いて)
栄光(大)大上段(歩いて)
栄光(大)(自由に歩いて)
マッサージ
長い黙想

【三鷹稽古会】天真五相

月曜日は三鷹稽古会でした。

場所は沙羅舎というところの地下、舞遊空間というところをお借りして稽古しています。

今回は、初めての女性が3人稽古に見えることになっています。実は最近、滝行に関するお問い合わせが多くなって来ているのですが、ほとんどが新体道をやったことが無いだけでなく、新体道が何であるのかも知ら無いと言う方ばかりです。

もちろん、私の先導する天真流滝行で事故は今までありません。ですが、やはり注意すべき点は一杯あります。せめてお顔を拝見して、運動能力はどのくらいだろう? くらいは知りたいですし、天真流滝行で必要となる、「天真柔操」「天真五相」「栄光(正)大上段斬り下ろしが何であるかくらいは知っておいていただくと、滝行も楽しいものです。

ですから、今は滝行初参加の方で紹介者も無く、新体道経験もない方は出来るだけ、一度は稽古に参加していただくようにしています
今回の皆さんはご紹介でしたが、上記のようなお話をすると、稽古に参加してくださいました。

三鷹は基本的には新体道空手の稽古ですが、滝行のための準備稽古を兼ねることになりました。とはいえ、同じ新体道のシステムを使って、方や空手、方や滝行となっているのですから。共通する部分や、最低限必要なことを稽古して、覚えておいていただくことは出来ます。

まして大基本「天真五相」は武道的に見れば、上半身における空手(打ち、突き)、柔術(投げ、押さえ、関節)の大部分の技が含まれているのですから、いずれにせよ稽古しなければなりません。先日入会したばかりの方もいることだし丁度良いタイミングでした。

まあそんなこんなで稽古を始めました。皆さん明るくてとても素直に稽古になじんで行きます。新体道では清・澄・明・朗を大事にします。もうすでに「明」と「朗」はクリアですから、新体道に向くタイプといえます。

手取りの体ほぐしなどは、とても楽しそうです。また「瞑想組み手ワカメ体操」はとても、初めてとは思えないほど素晴らしいものでした。

充分に体をほぐした後は、「天真五相」の稽古です。それまできゃあきゃあ稽古していたのになんとなく静粛な感じです。

まずはお手本です。お手本は形が綺麗でなければなりません。しかし形にとらわれると、伝えたいもっと大事な部分がおろそかになってしまいます。このあたりの兼ね合いが難しいところ。

お手本をやることには、自分の稽古を進める上で良いことがたくさんあります。一番の良い所とは、自然と形が綺麗になってゆくことです。おかげさまで、私なりに以前に比べ、ずっと形が綺麗になっていると思います。

皆さんよく出来ています。せっかくですから「天真五相の組み手」を覚えていただこうと思いました。形は一人でやるのも楽しいですが、組み手になると。もっと楽しくなります。最初はちょっと難しいですが、皆さんお仲間ですから、帰ってからも楽しく稽古できるようになっていただきたいのです。

天真五相は組み手をやると格段に形の習得、向上に飛躍的なものがでてきます。帰ってもみんなで楽しんで稽古してもらいたいなと思います。

~稽古内容~
天真柔操
開脚、手取りカラダほぐし
ジャンプ⇔カラダほぐし
ワカメ体操
ムカデジャンプ⇔カラダほぐし
瞑想組み手ワカメ体操
天真五相(正)
天真五相組み手
栄光(正)大上段斬り下ろし
大極(大)
放光位瞑想

【仙川稽古会】水平線を斬る!

今日は仙川稽古会でした。

冨沢脳神経外科のリハビリ室をお借りして稽古しています。
リハビリ室と聞くと、「リハビリのために新体道をしているの?」とよく聞かれるのですが、そうではなく教室としてお借りしています。

それはともかく…

先日までの雨もやみ晴れ間が見える良い天気でした。今日は何をしようか?と考え、稽古のプランを練りながら歩いていると晴れ間が見えました、なぜか私の中で「晴れ」と「栄光」が結びついて、「栄光」がメインテーマになりました。

会場に着くと、すでにお一人待っていてくれました。

鍵を開け、まずは掃除です。「行よりも荘厳が先」と言う言葉があります。私はこれをいきなり稽古に入るより、まずは稽古場を整えなさいという意味だと捉えています。

ですから、稽古前の掃除は時間にもよりますが結構入念に行います。やはり、綺麗な整った稽古場で稽古するのが気持ちよいですから。何よりも心の準備を掃除することで行えます。

そして、掃除が終わり、今日の稽古参加者が揃ったところで稽古開始のはずですが、お一人初参加の方がまだ見えません。時間になっても見えないので、始めることにしました。

黙想、礼から天真柔操です。ところが、基本のジャンプが終わったころ、申しわけなさそうに入ってくるではありませんか。

遅刻したこと、初めての場所、始めての稽古。緊張の種はつきません。ですが…とにかく一所に稽古する以外にありません。手こすり、手首振り、両腕ふりおろし、と進めますが、緊張は解けません。

もう、後は胸開きに掛けるしかないと思い、まずは丁寧に、そして思いっきり解放するごとくに行います。ここで、ようやく笑顔が見えました。この天真柔操というシステム、というかコンセプトは誰が考えたのでしょう?よく出来ています。
どんどんほぐして行きます、親和体操から、開脚しての手取り体ほぐし。手取りのジャンプ。立って手取りの体ほぐし、そして光と戯れる

今日稽古にいらした皆さんはとても感性が鋭く、反応も素晴らしい!!
もちろん文句をつければ、どれだけでもつけられるでしょう、しかしそんなことは問題ではないのです。前回と今回の稽古の進展の度合いの凄いこと!! 

実は! この進展にはちょっとした仕掛けがあります。キーワードは瞑想。きつい稽古、楽な稽古。どんな稽古の間にも必ず数十秒~1分の「重心降下法」を行います。そうすると、私がどんなに下手な号令者であっても稽古参加者は勝手にうまくなってしまいます

「重心降下法」この新体道における基本かつ極意の瞑想。「これ以上の瞑想は無く、これ以上の武道の稽古は無い」と創始者・青木宏之先生は語ります。これを稽古の合間に入れれば、もう稽古の効果は数倍になるとは、とある先生の言。 システムとはありがたいものです。

そして、栄光の稽古です。とは言っても、会場の関係で疾走する栄光(大)はできません。そこで初参加の方いるのにいきなり「栄光中段斬り払い」をやってしまいました。

初めての方にはとても難しい稽古ですが、そこをいかに理解していただくか? このあたりが「やりがい」です。

だんだんと回数をこなすうち、だんだんと上手になる皆さんを見ているととても嬉しく感じます。

出来るのだから、次に進みます。統一基本技「大上段斬りこみ対中段斬り払い」の組み手です。

初参加の方はいきなり来て、いきなり組み手でさぞ目が回ったことでしょう。でも、やっちゃいます。出来るのだからやっていただけば良いのです。出来る自分を再確認してもらえば良いのです。

とはいえ、休憩もほしいでしょうし、自分が何をやっているのか? 客観的に見たいでしょう。ですから、私が大上段に斬りこみ、皆さんお一人ずつ中段斬り払いを行っていただきました。何よりも形を覚えていただかなければなりません。

皆さんよく出来ました。初めてやることだというのに…ところが惜しくも時間となってしまいました。そこで呼吸を整えるために、「養気体・天真五相」3度行い、さらに気持ちを落ち着けます。

そして、お互いに稽古で疲れた体を癒しあうために、背中をマッサージし合います。と、そのマッサージが終わった頃、珍客?です。

稽古中、表に出してあった私の手作り看板を見て、小さなお子さんを連れたお母さんが見学を希望されてきたのです。まだ1歳だという子ですが、お母さんが大好きなのが伝わってきます。少しばかり、新体道についてご説明しました。また近いうちにいらっしゃるとのこと、楽しみです。

突然のお客様で気持ちが和んだところで「放光位瞑想」を行いました。そしてゆったりと天真五相。稽古を終わったのでした。

ところで、統一基本技の組み手のお手本をお見せした時に「美しい!」と初参加の方が言ってくださいました。形の持つ美しさを引き出せた気がしてとても嬉しく思いました。

~稽古内容~
天真柔操
ジャンプ3種(正立、養気、開放)
開脚・手取りからだほぐし
手取りジャンプ⇔手取りからだほぐし
光と戯れる(体ほぐしとして)
柔らかい大立ち前進・中段斬り払い
不動立ち前進・中段斬り払い
統一基本技組み手 大上段斬りこみ×中段斬り払い
養気体天真五相
指圧マッサージ
放光位瞑想法

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※新体道とは
武道家・青木宏之によって創始された、真の人間性復興、天地人と自分との一体の境地を獲得するための、武道を超えた、新時代の武道。

★※*…~…*※☆
今年は変革の年なんだそうですねぇ。そう言った波の一つなのかtwitterが大流行! 英語に継いで日本語でのつぶやきが2番目に多いんだそうですよ!

そんなことで、私も初めてみました!

主に、創始者・青木宏之の著書からの抜粋です。武道・体技・滝行・瞑想を深める意味深い言葉が多くありますよ!
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指導・号令 曽根田敦志

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