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営業力を高める新体道(3)

そして、話の最後にはこんな風に締めくくりました。ちょっとお話しの羅列ですが…

「営業と言うのはまず気迫でしょう?相手がどうあれ相手に入ってゆく気迫。想った時には既に相手に入っているという行動力。新体道ではこれらのことを組み手という形でシステマティックに勉強してゆきます。皆さん、よく私のつたない話を聞いてくださいましたが、聞いているだけで受身なんです、入ってこない、私の様子を伺っている。入ってこない。普段の営業の時もそうなんじゃありません?お客さんの様子ばかり窺っている。だから、営業成績も頭打ちでしょう?」

みなさん、ちょっとギョッとしたようでしたが、、更に話しを続けました。

「事実、私も35歳くらいの時に営業(固定客ですが)を経験しましたが、ある種イノシシ武者のように客に向かっていく人間には短期的に見たらかなわないものです。営業にはそう言った面も必要なのです。」

「特に武道としての新体道はフィジカルな側面から稽古に入るため、異常なタフネスが養われ、結果として現代を生き抜き成功するための、大きな条件「精神的な突進力」が身に付きます。」

「そして新体道では独特な組み手というシステムで、その突進力をいかに受け止め、昇華するというコミュニケーション能力を開発します。その方法にも硬軟様々で年齢などのいろんな状況に合わせた稽古ができるのです。」

そんな風にお話しをしました。

新体道に関する別の質問が出てきたところで、ちょうど開催者の意向で初参加の人が移動することになり、仕方がない、自分のブログについて冗談めかして宣伝しその場を離れました。

後から思うにつけ、私の話し方などが適切だったかどうかは疑問が残る所ですが、話しをしながら皆さんの表情の動き、カラダの硬さ、目線等を見るにつけ、人と接する職業の方には是非新体道をしていただきたいと強く思いました。

また、この座談会を紹介してくれた、ある会社の社長さんが話してくれた言葉が印象的でした。

「情報は影で動いている。人間関係は本人の知らないところで形成される。商売の成否は、自分の感知できない裏の人間関係にかかっている。商売のために人と話をするということの意味は、良い裏の人間関係を作るためで、いろんなところに行って話をすることの意味はそこにあるんですよ」
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営業力を高める新体道(2)

従来の営業職に対する、教育方法は「言語的な説明が先」でカラダを使ったものは、良くて挨拶などのビジネスマナー程度。

更に進んだところでも、発声法、目線の使い方程度でいきなり実践投入。先輩と一緒にお客さん周り。そうでなければ、過剰な体育会系指導。「街に出て何人以上に話し掛けてこい!」とか言うような、ノイローゼになりそうなプログラムということです。

あとは個人の努力にまかされているようで、要は駄目な奴はつぶしてしまえという、私から見れば時代錯誤もはなはだしい感覚が現場には残っているようです。

また営業に関する勉強会などと言っても、いわゆる心理学講座のようなものがほとんどで、知識を得るという程度の目的、結果を脱していないようですし、人にどのように触れるか?と言ったことについても学んでいないようです。

私は操体法などの体の調整法を勉強したこともあり、、「こちらが硬いと相手も固くなる」と言うことが実感できます。こんなことを話しながらさらにワカメ体操の説明をすると、熱心に聞いてくれたます。特に、コンサルティング会社、能力開発部署の人は、コミュニケーションは無意識の部分やからだ言葉がとても大切だとよく分かっていて、ワカメ体操が”金”になる知っているのでしょう。

面白いもので滝行の話なども出てきました。

聞けば、営業職の方で滝行をされる方は多いとのこと。私が主催する滝行には、会社の社長さんなども来ると言うことを話すと、営業部の部長さんらしい方がノリノリで相槌を打ちながら話しを聞いてくれました。

「滝行は、何かを身に付けるために滝に打たれるわけでありません。むしろ余分なものを脱いでゆく。そうすると本当の自分の能力が開花してゆくのです。」

「会社で駄目な人が滝行に来ても駄目なことが多いのは、日常がシッカリしてないからなんです。気持ちの芯が無い。そのためにも日常できることは肉体のメンテナンスも含めて仕事も一生懸命やったほうが良いのです。メンテナンスの方法も仕事を効率的にする集中力強化法も新体道にはたくさんあるのです。」

こんなことを話しながら時間は過ぎてゆきました。

営業力を高める新体道(1)

先日、異業種交流会なんてものに行って来ました。

形式は座談会というような、座布団を持って4~5人で車座になり、お互い自己紹介の後話はじめる感じです。この交流会によく出入りしている人が司会進行役になって話を進めてくれました。

一通り自己紹介が終わるとそれぞれの職種について話が変わりました。一人あたりの持ち時間が決まっているわけではありませんが、なんとなく4~5分で「はい次の人」と言う感じで
す。私のいたグループは、なんとみんな営業職。

ところで実は私が「20代の間にやるべきだった」と今でも後悔しているのは、「営業」なんです。自分の売りたい商品、サービスをきちんとした形で売る。しかも面識の無いところから、信用し合える人間関係を作りつつ売るという仕事は、絶対後々の人生に役立ちます。

とにもかくにも、新体道の膨大な体系のお陰で、話の「ネタ」に困ることはありません。

特に営業職の方のコミュニケーションの方法としての組み手、特にワカメ体操に対する食いつきぶりは激しいものでした。また先日の寒稽古合宿での体験(栄光体験・テレパシー合戦)を話すと、営業能力開発部というところで仕事をしている人は「そう言う切り口でのトレーニングは初めてだ」と話していました。

突きを強くする法

新体道は非常に幅広い体系をもっています、直観力の増強からコミュニケーション能力の拡大、滝行、武道。新体道そのものではありませんが、新体道創始者・青木宏之が始めた天真書法塾というものもあります。また、速読法に関する独特な研究の積み重ねもあったりします。

膨大な体系をもつ新体道ですから、一人稽古の方法も数多くあり、個人の工夫も含めると無限と言ってよいバリエーションがあります。

特に新体道では瞑想を重視しており、特に集中力強化法の効果は非常に素晴らしいものがあります。

集中力を強化して一番如実に効果が出るのは、「突きの威力」でしょう。

力を抜けば、確かに体格に関係なく突きは速く、重くなります。しかしそれだけでは足りません、威力に速さ重さが結びつくためには、精神の集中が重要になります。そしてもう一点重要なのは力を媒介する存在である腕が、きちんと力を伝えられる存在となっている(ありていにいえば曲がらない)ことが重要です。

新体道には外見はやせて筋肉質と言うのには程遠いのにもかかわらず、非常に「突き」の重い人が多くいます。こう言った人に共通しているのは、棒や木刀を使った「証光」という武道的瞑想を盛んにしている点です。

重い新体道の制定木刀や六尺棒を、目標に向け、その棒や木刀の先端を通じて目標をじっと見つづける。たったこれだけのシンプルなものですが、効果は絶大です。最初は筋力に頼って木刀や棒を支えてしまうため、非常に疲れますが、やがて30分、1時間と平気で「見つづける」ことができるようになります。

この証光を続けるだけで、突きは重く速くなり威力を増します。
リラックスしながらも、曲がらない腕。強い集中力。集中力に支えられた全身の協調が威力ある突きを実現します。

ところが実は、この証光、更に続けると「認識力の拡大」が起きるのです。

ほとんどの人は「突きが強くなった」と言うところで、次の稽古に移行してしまいますが、そこを越えさらに「証光」を続けることによって、ある状態になり、精神が束縛から解き放たれ、大いなる自由を味わうのです。

新体道は武道的表現をとりながら、人の心を自由にしてゆくメソッド。これは一人稽古の方法にも表れているのです。

老いる日・輝く日

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本日は新宿にあるデイサービス「健康倶楽部新宿」で高齢者向け新体道の号令をかけて来ました。

「号令をかける」、これはもしかしたら新体道独特の用語かもしれません。「指導する」とちょっとニュアンス的には違いますが、そんなものです。

で、本日もやってきました。いつも、皆さん楽しみにしてくれているとのことで、気合が入るものです。

行うのは、新体道を椅子に座ったままできるようにしたもの。
新体道ですから、プログラムの中には激しいものもあります。特に正拳中段本突き等は楽しんでもらえる半面、「動きすぎ」に気を配らないといけません。

そうは言っても、みなさん「エイ!」の気合が今日も素晴らしかった。

その後、私が主催する国立(3月までは国分寺内藤地域センター)稽古会へ。

今月のテーマは、「三戦呼吸法」

「三戦」は中国拳法に由来する、非常に古い空手の型です。呼吸法として非常に優れています。

新体道で行う「三戦」は他の空手に比べ、姿勢が低く、柔らかく、呼吸音をさせないのが特徴的といえるでしょう。このやり方について是非はあるでしょうが私は大好きです。

この三戦は、新体道の母体の一つとなった松涛会/江上空手とは別の系統に属し、やはりこの型を稽古したときの感覚は、他の新体道空手の型を稽古した時の感覚とは少し違います。特におなかの感覚に違いがあると思います。

三戦は面白い!!何故か?この型は年をとってもできるからです。もちろん他の型も工夫次第ではありますが…カンフー映画などという時のカンフーには「研究に費やした時間」と言うような意味もあるのだそうです。三戦はそんな「カンフー」を重ねることができる型なのです。

三戦は天真五相、大妙と併せて稽古すると、いくつもの学びをあたえてくれる。年をとり、稽古を重ねれば重ねるほど、輝きを増す型だと思います。

羽野さんツアー

ドイツ出身のインプロビゼーションミュージシャン、オラフ・ラップと羽野さんのCD発売記念ツアーです。

羽野さんは新体道の大先輩で、世界的な活躍をしている即興演奏のドラマーです。ありがちなんですが、日本より海外での評価の方が高い…最近またNPO新体道の合同稽古にも参加してくれました。

ツアーは3月1日からです。初日には新体道首席師範・大井秀樹がゲストとして出演します。私はこの日滝行の予定。滝行も良いですよ、どうぞこっちにもおいでください。

Olaf Rupp(from Germany) Shoji Hano Duo CD発売記念Tour

3月1日(土) 新宿
Pit Inn 03-3354-2024
開場 19:30 開演 20:00
前予¥3500 当日¥4000 1ドリンク付
オープニングアクト
:Buff and Canaries(from 長崎)山下強Guitar、伊藤えみりVo、片町佳代Vo
ゲスト:長谷川淨潤pf、庄子勝治as、大井秀樹(新体道Performance)、Karappo映像

3月6日(木) 長崎
Panic Paradaic 095-824-6167
Start 21:30
前予¥2000 当日¥2500
ゲスト:井原邦幹Bass、貞永清文dr

3月7日(金) 福岡
New Combo 092-712-7809
Start 20:00
予¥3000 当日¥3500
ゲスト:井原邦幹、貞永清文

3月8日(土) 広島
ルーテル教会 082-241-3695(中区鶴見町2-12)
問い合わせ:090-4651-0233 庄子勝治
開場 17:30 開演 18:00
料金¥2000
Olaf Rupp、羽野昌二、庄子勝治as、貞永清文dr

3月9日(日) 京都
Parker House Roll 075-352-8042
開場18:30 開演19:30  予約¥2500 当日¥2800
Olaf Rupp Solo and Duo、羽野昌二Solo and Duo

3月13日(木) 名古屋
KD Japan 052-251-0324
Start 19:30
予約¥2500 当日¥3000
ゲスト:古田一晴(映像) , 七感弥 広彰 舞踏

3月15日(土) 千葉
Candy 043-246-7726
Start 19:30
予約¥4000 当日¥4300 1ドリンク付
Olaf Rupp Solo and Duo、羽野昌二Solo and Duo

羽野さんのホームページ
http://www.shojihano.com/

寒稽古合宿

19日、20日とNPO新体道の寒稽古合宿に参加してきました。

場所は、千葉県銚子、銚子海岸です。参加した昨年、一昨年に比べればはるかに楽でしたが、現在もっとも過酷な合宿です。まあ以前に比べれば甘くなったとのこと。

やることといえば栄光(大)なわけです。ええもう、木刀持って走る、言ってみればたったこれだけの稽古を延々と続けるのです。もちろんその他の稽古もしますが、メインディッシュは栄光(大)一時間です。

一見単純な稽古ですが、実はたくさんの意味が含まれています。またとにかく栄光(大)を続けてると、脳内物質がドバーで、ぱかーです。

そんな稽古の中、面白い体験がありました。

ある本部師範代の方に
「魂が啓かれるように!!!」
と声をかけられた瞬間、視野、視界が「ぽんッ」って広がって、宇宙の中の地球、地球の中の自分がイメージされ、これは死へ向かう稽古、死と一体となる稽古と感じられ、なにか「せいせいした」感じでした。

「その死を、無限と言ってもいいし、砂粒と言ってもいいし、彼と言ってもいいし、空と言ってもいいし、大地と言ってもいいし、木刀と言ってもいいし、自分と言ってもいいのだなぁ」なんて思いました。これは言葉にすると陳腐ですが、「まあいいや全部」と思えて、奇妙に愉快でした。

また、三人一列という、言ってみればテレパシー合戦のような稽古もしました。

すっごく楽しい、でもその意味するところ、開発される能力の大きさは言葉にできないほどです。またある程度稽古が深まってないと、参加することも許されない稽古で、栄光(大)で参加者の感覚が研ぎ澄まされていたからこそ、できたものです。

人間の意識と肉体が深いところで、共鳴しあっていることを感じられる稽古でもあります。

今回の合宿、やったことはシンプルでも、意義深い稽古でありました。

新体道の公式ホームページ
http://shintaido.com/
私のホームページです。
http://www.geocities.jp/shintaidojin/

老いそして新体道

新体道は、武道から生まれました。ですからものすごく激しい部分も持っています。現に私は、つい先日、新体道空手の組み手でちょっとした怪我をしました。

相手が猛烈な勢いで、私の中段を突いて来ます。私はそれを捌き技をかけるわけです。確かに型稽古です。しかし、その突きに容赦はありません。

そんな激しい稽古を終え、着替えようと思った時、ふと右足に違和感が…

足の中指が直角に横を向いてる!

びっくりしました、関節が外れたのです。そこで軽く引っ張り押すと、パチン!と音を立てて元の真っ直ぐな指に戻りました。

まあ、そんなこともある新体道ですが、私は大体月に4回ぐらい、この新体道を応用した体操を、新宿区にある「健康倶楽部新宿」という通所介護施設(デイサービスセンター)に指導しに行っています。

もちろん激しい稽古など望むべくもありませんが、皆さん楽しみにしてくれているようです。

基本的には椅子に座ったままでの体操ですが、やっている内容自体は新体道そのもの、まさしく人間の「潜在能力の開発」です。

この高齢者向け新体道、体操の一番人気は、「胸開き」、次は「青空体操」、そして次はなんと「正拳中段本突き」。「エイ!」の気合と共に鋭い突きを繰り出します。その次はこれまた驚く事なかれ「前蹴り」です。

高齢者の皆さんは「気合」が、大好きです。きっと「まだまだやれる自分」を自覚するからだと私は考えています。

そして、稽古のしめはいつも新体道大基本・天真五相です。最近は私が手本を示さなくても、できるようになった方もちらほら、やはり継続は力なのですね。

武道ばかりやってきた私ですが、高齢者の皆さんと触れ合うことによって得たものは、はかりしれないものがあります。そして「人は何故修行するのか?修行してその先に何があるのか?」その答えが「高齢者向け新体道」にはあるのだと思っています。

元旦滝行(5)

滝に向かう時驚いたことが一つ

なんと脚立が!滝に向かう時、どうしても乗り越えなければならないところがあり、しかも女性ではちょっと厳しい感じでした。

しかし、そこに脚立が!昨晩会ったあの人が…本当に「感謝」の一言でした。

全員、滝場につきやがて儀式に入ります。マントラ、般若心経、そして天真五相、栄光。

一人目の入滝。すばらしい。うつくしい。滝は人の本性を映し出します。

人間はなんと美しいのだろう…すでに老境に入っているその女性の、奇妙ななまめかしさ、美しさ。

そして、もう一人、自由な入滝。冬の滝の中でこれほど自由で、解放されている。そこにも「美」があった。

そして最後に私が入滝する。なんと言う水温、昨晩とは全く違う冷たさ。しかし新年の滝にはまことに最適と言う感じでした。

今年一年は「踊る」。「人生、この神のシアター、全人類が主人公の大舞台で踊って踊って踊り狂おう。」そう誓った滝行だった。

私が、こんなのんきな誓いを立てている間も、妻は介添えの大役を全うしていてくれた。自己を差し出し、滝から出た二人を着替えさせ、温めていた。そこに「個」は無かった。ただ魂があるだけだった。

道は一つではない、滝行だけが「行」ではない。妻はそれを示していたのです。

やがて滝行を終え、風呂に入り。帰途へつきました。

ふと後ろを見ると、真っ白に雪化粧をした富士山が美しく私たちを見下ろしていました。

元旦滝行(4)

懐中電灯片手に滝から宿へ戻ろうと歩いている時、なにやら向こうから、光。

「火の玉!!!」

では無く…懐中電灯、そして私の名前を呼ぶなんとも懐かしい声、他流儀ではあるけれど、滝行ではよくご一緒させていただくことがある方でした。

また何の偶然なのか…挨拶を交わし、お互い一人であることになんだか驚き、唖然としました。

そして私は宿へ、向かいました。何か幸先のよさを感じて足元が軽くなっていました。

宿へ戻ると、風呂に入り、宿の女将、お友達、娘さんご夫婦、そして私の妻とで紅白を見ながらしばしの酒宴。女将と私の妻は昔からの友達で、女将は妻にとっては人生の先輩とも言える方です。とても親しくさせていただいています。

人の出会いの奇妙さを感じた大晦日でした。ほろ酔い加減で床につくとすぐに夢の世界へと入ってゆきました。

朝六時、目を覚ますと既に明るくなり始めていました。

しばらくすると、遠くにほら貝の音が聞こえます。そんな中、私たち4人は滝行の準備のため天真柔操を入念に行うのでした。

どんどん、滝行のために体と心が整ってゆきます。実にシステマティックなこの天真柔操の力は計り知れません。

そして、私たち4人は滝へと向かいました。

元旦滝行(3)

明かりを片手に滝へつくと、しばし祈りの時間。

何故でしょうか、大晦日のその日、いつもの夜の滝に行くまでに感じる、うじゃうじゃした感じがありませんでした。もしかしたらみんな実家に帰っていたのかもしれません。大晦日ですから。紅白歌合戦もあるし…

そして周囲の安全を確認し、一人夜の滝行とあいなりました。

じっくり体を慣らします。少しそれでも緊張が残っていたので、一度滝を出て一息つきます。そしてもう一度。

だんだんとやってくる、体がほぐさればらばらになる感触。自分が解体されてゆく。

それでも残ろうとする、「私」。この「私」と戦ってはならない。ただ「私」が「私」をみている奇妙な感触。

一瞬冬であることを忘れそうになったとき、ふとかつて冬の滝に入りすぎ、死を実感した瞬間を思い出し滝から出ました。

滝に礼をし、とにかく着替え、ゆっくりと足元に気をつけながら滝場を後にしました。

元旦滝行(2)

滝行は素晴らしい。

それは間違いないのですが、新体道で行う天真流滝行は、激しく人の潜在能力を開花させる反面、過ぎると、あっという間に「あっちの世界」にゴールインです。

新体道に限らず、「信と知と行のバランス」が重要です。

かつて、ある外国人新体道稽古人が滝行にはまり込み過ぎ、
「魂が、半分向こうの世界に行きかけている」
と、創始者・青木宏之先生から滝行の中止を勧告されたことがありました。

滝行は危険なのです。だからこそ「先達・先導」そして「介添え」が重要になるのです。

その危険を避ける、最小限にするために私は常に下見をします。

今回は、諸般の事情により昼間の下見ができず、夜の下見となってしまいました。

まあ、仕方が無いので、懐中電灯を片手に一人滝へ向かいました。外は寒いし、妻には介添えの大役を行ってもらわねばなりません、またその他の雑務をこなしてもらうために宿に残ってもらいました。

小さな明かりですが、その明かりのもたらす安心感はなんともいえませんでした。

元旦滝行(1)

大晦日から元旦にかけて滝行に行ってきました。

いやー、よかった。神奈川県の滝に行ってきたのですけれど、何かが違っていました。

大晦日の日、私は妻と共に滝行のために自動車に乗り込みました。高速は思った以上にすいていて予定していたより早く宿に着きました。

行く途中に富士山が正面から見えましたが、雪化粧はまだまだ薄化粧といったところでした。

宿は、新体道の滝行におけるふるさとのような宿です。本来休みのところを、無理を言い泊めてもらったわけです、今年だけの特例で。

そして今回の参加者二人を迎えに駅まで車で迎えに行きました。
二人とも女性。特に「気合みなぎる!」という体育会系タイプではなく、元気なごく普通の女性です。

妻と私、その二人と食事をし宿へ向かいます。「滝行に行くぞ!」という闘志満々な感じではなく、何かピクニックにでも行くようなゆったりした感じでした。

滝行は充分に注意し、自然に敬意を払いのぞまなければなりませんが、過剰な緊張はかえってマイナスです。また滝行にはまり込みすぎることにも注意しなければなりません。

新体道の型と瞑想

新体道に限らず、体技、武道には型(形)があります。

特に新体道は、日本の伝統剣術や、空手などの伝統を受け継いでいるということと、人間の心理と肉体についての独特な研究があるため、非常に多くの型(形)があります。

一般の体技、武道に比べれば型(形)に対する制約というか注意点はシンプルで数少ないのですが、やはりそこは型(形)ですから、守らないといけないところがあります。

「一点・一画ゆるがせにできない」ところがあるのです。

その型(形)においては「私はこう思う」という意見は全く通りません。まして、「顧客満足度」をあげるために間違った型(形)をなおさない等ということも絶対に許されてはなりません。

これは、一見形が無いように見える「養気体」という体勢にもあります。 何故、型があるのか?こんな言葉が禅の世界にあります。

「動中の工夫は静中の工夫に勝ること百千億倍」

日常生活全般における瞑想の工夫の方が 、静中の工夫、すなわちただ座るだけの瞑想よりも百億千倍も効果があり大切であるのだいうことのようです。

新体道には、 瞑想状態にすぐに入れる・自動的に入ってしまう稽古方法・型が数多くあります。しかも一見すると、とても馬鹿馬鹿しい方法で。

そして日常に帰っても、その型を通して得た瞑想状態は、ある種崩れることがありません。実に優れた統一状態を日常においても実現してくれるのです。その統一状態はさらに日常における、瞑想の工夫を後押ししてくれます。

ところで、武道を何年もやっていても、または瞑想を何年やっていても全く社会活動に還元されない人が多い中、新体道を稽古していく中で得られた集中力、統一状態は社会生活という人生における重要な局面において大きな力を発揮します。

というのも、新体道の稽古体系は日常と稽古、日常と瞑想を効率よくつなげるようにできているからです。

先日のNPO新体道における創始者青木先生ご指導の稽古では、より強い集中と、さらに虚実を把握する稽古方法が紹介されました。、武道だけでなく、コミュニケーションスキルとしても、二人で行う瞑想としても、治療家の患者把握の方法としても優秀なものでした。

今後どんどん、くにたち、仙川、ほびっと村などでも行っていきます。どうぞご参加ください。


・。★:*´*☆彡ほびっと村マンスリーワークショップ・。★:*´*☆彡

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1月のテーマ  養気体研究

「しなやかさ」とりもどしませんか?
流れのある体、しなやかな体、柔らかな体、止まらない体。そして、こだわらないココロ。新体道ではこんな体を「養気体」と呼びます。

激しさから、しなやかさへ。老いても、病の床にあっても「効く技、動ける体の追求」の果てに現れた養気体。そしてそれは、ココロとカラダの健康の大きな鍵でもあり、あらゆる体技、ボディーワーク、武道のコツ、コミュニケーションのコツでもあります。 

 年の始めに、この「養気体」手に入れてみませんか?

○ 1月13日(日)13時~  ほびっと村学校にて  
○参加料 2500円(予約不要)

JR中央線西荻駅南口下車 徒歩2分
杉並区西荻南3-15-3 ほびっと村3Fほびっと村学校」
ほびっと村ホームページ
http://www.nabra.co.jp/hobbit/rc.htm#a

出た!(4)

さて、翌朝5時30分に起床、身支度を済ませ「天真柔操」を行った。

一気に体が滝へ向かう準備を整えていく。外気温は零度である。滝に近づくにしたがって、外気温は下がり、零下となった。水温は4度。

清めを済ませ、滝のすぐそばで儀式を執り行う。飛沫が舞う中、マントラを唱え、読経する。そして新体道の極意、天真五相、栄光へと高まってゆく。既に体はずぶぬれである、しかし逃げるわけにはいかない。むしろこの時こそ、大自然と向き合うチャンスでもある。

儀式が終わると、一人一人滝へと向かい、入滝してゆく。各人が思い思いの入滝、滝行を行ってゆく。

やがて、全員の入滝を見届けると、自分の滝行を行う。ただ自然に近づき、一体となる。強い。冷たい。すべてを洗い流すような滝の水。煉獄は火だが。滝は水。そしてそこを抜けた時。解放が待っていた。

しばらく滝との一体感を楽しんだ後、終了の儀式を行った。

「手早く着替えをしなければならない」そう思った時。またあの感じがやってきた。頭頂部から、頭部の真中「百会」辺りを中心に督脈にそって、何かはじけるような、ひりひりするような感覚が走ったと思った時。

「じゅわー、しゅわしゅわっふわ~」

また何かが頭から出てきた。まるで自分がサイダーか何かのビンでその中身が出てゆくようだった。

そしてまたやってきた、ありとあらゆるものが、ありのままに見える感覚。付加物も全く無い姿。すべてはありのままであるように見えた。

すべては生命は、美しく、楽しく、喜びであることを知った滝行だった。

出た!(3)

全員の入滝が終り、宿へと向かう。

宿泊宿は天真流滝行のふるさとのような宿の一つ。ご主人は滝行はされないが、理解が深く、滝行の危険性もよく知っている。

だから、基本的には天真流滝行の流れを汲む滝行者以外は受け入れない。まして11月以降の滝行目的の宿泊は、断っているとのこと。本来それほどに危険なものなのだ、滝行は。

宿に着き風呂に入る、体を温めなければならない。様々な病気に冷えがかかわっているからだ。そして十分な食事。内部からも温める。この宿の心づくしがありがたい。

やがて、日も暮れ、就寝の時間となる。その後いつもの日課となっている開眼での瞑想を行った。

しばらくした時だった。ある神名の揮毫された書の前で瞑想していたのだが、その神名が大きく迫って来た!もちろんある種の集中状態になればこう言ったことは頻繁に起こるのだが、ここまではっきりと迫ってきたのは初めてだった。

瞑想を終え、しばらくはその余韻に浸りながらも、明日の安全を祈念しつつ床についたのだった。

出た!(2)

一人一人入滝する。

11月とはいえ既に気温6度、水温4度だった。密教、修験道でも難関とされるこの滝には立ち向かえない。ただ、謙虚に地に伏すが如くに礼をし、入滝してゆく。

概して、滝行は男性の方が耐えられない。滝に立ち向かってしまうからだ。今回の最初の入滝者は72歳の女性、立ち向かうのではない。その人生をあらわすが如くに入滝していった。

時に滝行のときには、入滝者が光輝いてみえる。錯覚なのか、真実なのかわからないが、まさしく生命の輝きを「見る」

彼女の生命も輝いていた。

本来、生命の輝きに年齢は関係ない。性別も、当然人種も社会的地位も関係ない。何も関係ない。人の命は常に輝いている。生まれたてだろうが、臨終の間際だろうが関係が無い。一生懸命生きていようが、無かろうが関係が無い。道徳も、社会的規範も、善人だろうが、悪党だろうが関係ない。本来は。

それを、さえぎるものは何なのか?それは人それぞれなのだろう、一言ではいうことができない。ただ、大自然を前にしたとき、そこに畏れを感じ、地に伏した時、そこに融和の願いを持ち参入した時、一切がはがされ、生命の輝きを取り戻すことができる。

滝行に時間は関係がない、長い時間入滝することができても、生命の輝きをさえぎるものが無くならないなら、時間の無駄に過ぎない。

彼女は時間を無駄にすることなく、自分の生命の残り時間を大事にするべく滝行に臨んでいる。そこには、通俗的な意味を超えた「美」が、生命の輝きがあった。

そして次々と仲間たちが入滝してゆく、先導する私は、ただ見守り安全を願う。

やがて、全員が入滝し終え、私が入滝することとなった。

先導をすることによって既に体温は奪われていたものの、やはり滝の水は冷たく強かった。自分がどんどん顕わになってゆく。自分の命が顕わになってゆく。しかし皆を宿まで車で送らなければならない。体力の限界まで滝行をすることは許されない。滝を出た。

滝に感謝の意を示すべく終了の儀式を行った。

やがて、着替えの時。頭頂に奇妙なひりひりした感じを持った時だった。

「じゅわーーーーー!!!!」

何かが私の頭頂部から出ようとしている!

「じゅわーーーーーー!!!!」

奇妙な快感がしばらく続いた。

そして回りをみると、緑は緑に見え、赤は赤に見えた、思考は鮮明で澄みきっていた。

天真流滝行その力を知った瞬間だった。

出た(1)

11月始め頃、長野県にある滝に滝行に行った。

11月に入ると、もう都内に比べてこの辺りは、冬と言ってよく、11月後半には雪と霜で滝行は不可能になる。実際、宿の方も11月後半に入ったら滝行のための宿泊は受け入れないとのことだった。

ワゴン車に仲間と連れ立ち、滝へと向かう。

まだ、まだ秋の気候だった都内から、じわじわと冬となっていく。

滝行の醍醐味は冬にある。真に自らと向き合い、真に自然と向き合い、「雑」を排した滝行を行える。本当なら、夏だろうが冬だろうが、関係ないはずだが、人間は弱い、安易に流れる。だからこそ、ほんの一時でよいから、厳しさの中に自らを置くことが必要になる。

そして、そこを突き抜けた時、自分と出会うことができる。

日々の生活で矮小化された自分ではなく、スピリチュアルな妄想で肥大した自分でもなく、等身大の自分に。

そして、滝にたどり着いた、一歩一歩近づき、音が聞こえ出す。そして滝が目の前に姿をあらわした。

行者小屋を抜けると、美しい虹が出ていた。

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新体道人

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※新体道とは
武道家・青木宏之によって創始された、真の人間性復興、天地人と自分との一体の境地を獲得するための、武道を超えた、新時代の武道。

★※*…~…*※☆
今年は変革の年なんだそうですねぇ。そう言った波の一つなのかtwitterが大流行! 英語に継いで日本語でのつぶやきが2番目に多いんだそうですよ!

そんなことで、私も初めてみました!

主に、創始者・青木宏之の著書からの抜粋です。武道・体技・滝行・瞑想を深める意味深い言葉が多くありますよ!
(関係ないことも時々つぶやいたりしますが…)

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●月曜日(新体道武道クラス)
18時~19時(子供クラス)
19時~20時45分(大人クラス)
三鷹・沙羅舎地下 舞遊空間三鷹市下連雀3-1-24
指導・号令 曽根田敦志



●木曜日(健康体操・杖術・剣術クラス)
18時~19時(子供クラス)←新規開講 !!
19時~20時45分(大人クラス)
国立・東地域防災センター国立市東1-13-13
指導・号令 曽根田敦志

※月曜日・木曜日指定の月謝会員の皆様へ。
会場都合、主催者都合でお休みとなった場合、月曜日、木曜日への振り替えが可能です。どうぞお問い合わせください。 

●号令者 
曽根田敦志(新体道正指導員・新体道空手弐段・新体道棒術弐段・高齢者向け新体道講師)
曽根田圭子(新体道正指導員・新体道一般科講師)

●稽古は年齢、性別、経験の有無を問わず誰でも参加できます。
健康法・能力開発に最適です。
天真柔操、心身開発体操、杖体操、栄光、天真五相、瞑想組手、空手などを稽古しています。

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新体道・東京西地区新体道連盟
     ~武道・瞑想・滝行~
曽根田 敦志 SONEDA Atsushi
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